乳児湿疹の種類

乳児湿疹、の種類は大きく分けて2種類あります。「良性型」:と呼ばれるもの、これは湿疹と湿疹のとの間隔があいていているものです。
首のシワの間やまたの内側などの皮膚がくっついている所などが、赤くなったり、ポツポツが出来たりするものです。
それほどひどいかゆみは伴いませんが、放っておくと黄色いウミのようなものが出てきてジュクジュクになることがあります。
この種の乳児湿疹は、あまり強い薬など使ず放っておいても数ヶ月から1年以内には自然に治ってしまいます。あまり心配しなくて
かまいません。
乳児湿疹の中には「慢性型」と呼ばれるものもあります。この種のものはアトピー性皮膚炎に変わっていく可能性が大きく、
アトピー性乳児湿疹と呼ばれることもあります。
赤みが強く、くっつきあって盛り上がるような感じの症状のものです。ひたい、耳の前後、ほっぺ、あごなど、ひどくなると体全身に
広がっていきます。
激しいかゆみを伴いますので、赤ちゃんがかいて幹部が傷ついて更に悪化していきます。黄色くべちゃべちゃになる脂漏性皮膚炎も
要注意が必要です。

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ステロイド配合の薬とは?

ステロイドと言う言葉は良く耳にします。ステロイドには天然のものもありますが、医薬品として用いられるものは「合成ステロイド」と呼ばれるものです。
ニュースなどでよく話題になるのは、アナボリック・ステロイド(anabolic steroids)と呼ばれるものです。
これはスポーツ選手や映画俳優などが筋肉を増やすために使用されるものです。
心血管系、性腺への深刻な副作用があります。そのためオリンピックなどの公式スポーツ大会ではドーピング検査対象の薬物として使用が禁止されています。
この種のステロイドの悪用がニュースでよく取り上げられるので、スレロイドが一般的に麻薬のような危険なイメージが浸透している原因です。
それとは別に、抗炎症性ステロイドというものがあります。これはアレルギー性疾患やその他の病気の治療に用いられる医薬品としてのステロイドです。
副腎皮質ホルモンのもつ抗炎症作用に着目したもので、免疫系に直接作用するために、迅速で強力な治療効果が得られます。
しかし、これも投与量や投与法を誤ると大変な副作用を起こすことがあります。

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乳児湿疹、の治療薬としてのステロイド

乳児湿疹、などの治療に用いられるステロイドは強さが5段階に分けられています。
リンデロンは強、ロコイドは中と言った感じです。乳児湿疹の症状がひどい場合には、まず強力なリンデロンでただれや赤みをおさえます。
次に、ワセリンやヒルドイドローションなどを塗って保湿をしていくようにするのが良いようです。
普通病院では、先生が皮膚の症状を見て、ステロイドの強さを変えながら治療をしていきます。
この辺のステロイドの使い分けが上手に出来るかどうかはお医者さんによっても経験と腕によってかなり違いがあるようです。
ですから、乳児湿疹に効力があるからといってステロイド軟膏などをむやみに使い続けるのは危険です。
乳児湿疹の症状がひどく長引く場合は必ず皮膚科の専門の先生と定期的に相談しながら、
根気良く治療をしていくことが重要です。正しい使い方をすればステロイドは消して怖い薬ではありません。
薬はどんなものでも、使い方を誤れば危険です。ステロイドが特別に危険な薬と言うわけではありません。
ステロイドに関して詳しい知識を持っているお医者さんに見てもらうことが肝心です。

乳児湿疹がアトピー性皮膚炎の場合は、いい加減な診断や、間違った治療などにより
重度の状態になり、成人しても治らない場合があります。

女の子の場合、傷などが残り、取り返しの付かない状態になる場合もありますので、
早めの処置をお勧め致します。下記のサイトで動画での説明を見ることが出来ます。

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Copyright © 2007 乳児湿疹にステロイドは良い?悪い?